名古屋笠寺ホテルのロビー、ゲストラウンジで展示中。
体感温度が1~2度下がるような清涼感のある展示になっています。
有松絞り作家 安保成子
プロフィール
名古屋市生まれ。
美術を学んだ学生時代、伝統工芸に興味をもち有松へ。
絞り会社に8年勤務し後継者育成事業、国際絞り会議などで技術•知識を学び独立。
ショ-ルーム、店舗インテリアやバッグ、ファッションなど400年の伝統をシンプルモダンで
日常使いしやすい作品として制作。
伝統教育に力を注ぎ、講演、ワ-クショップを開催。
次世代に伝統と和文化の魅力を伝えている。
作品歴
レクサスショールーム絞りパネル・オブジェ
有松絞りジビエレザープロジェクトチェア制作
那古野HOTEL【和紡】アートパネル制作
松坂屋410周年祭招待作品
茶室【和水香庵】暖簾
名古屋市観光造成商品『蒼天』制作など
【受賞歴】COREZO賞
『宇宙絞り制作秘話』
有松絞り作家 安保成子が絞り、高校生たちが30,000mの成層圏に
打ちあげ、地上比14倍の紫外線で染めた世界で一つの「宇宙絞り」を展示しています。
宇宙に一番近い高校生と
伝統工芸のおはなし会を開催します。
8/25(月)13:00~15:00
2024年、天文部に所属する4人の高校生チーム「Maroon Grampus-マルーングランバス」は名古屋大学と名古屋市が共催したビジネスプランコンテスト『そらLab』の企画に参加しました。宇宙に挑戦する高校生と、有松絞り作家安保成子が協力し、高度3万メ-トルにスペースバルーンをとばし成層圏の紫外線で染めた「宇宙絞り」チームはプロジェクトで2位の優秀賞に選ばれ、米国視察参加の権利を得ました。そらLabがどんなプロジェクトなのか、宇宙や有松絞りを身近に感じてほしいという思い、アメリカ宇宙関連施設視察旅行の感想、今夏挑戦する新たなスペースバルーン打ち上げについてなどおはなしします。
参加費: 大人1,000円 (高校生以下無料)
場所:名古屋笠寺ホテル会議室(湯~とぴあ宝の隣)
有松絞りの歴史と技法
絞りは 3000 年前から世界中で生まれ奈良時代に日本に伝わった。
有松絞りは慶長15年(1610年)名古屋城築城をきっかけに、
竹田庄九郎らが豊後絞りを産業に取り入れ尾張藩の名産品として栄えた。
400年の間に世界で最も多い100種を超えるさまざまな技法が生み出され、
「たたむ」「縫う」「括る」の3種に大別できる。
絞りの凹凸を形状記憶加工した表現は、インテリアやファッション、
モダンなデザイン表現に使われている。